ガブXスカイウォーカー

マルドゥック・スクランブル 燃焼のガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

2.8
《あらすじ》
ボイルドとの激闘で傷ついたバロットとウフコックは、ドクターに連れられて生命の研究施設「楽園」を訪れる。「楽園」の技術で回復したバロットは、創始者の1人、フェイスマンと出会い「楽園」の過去を知ることになる。そして、追い求めているシェルの記憶がシェルの経営するカジノの100万ドルチップの中に隠されていることを突き止めたバロットらは、チップを手に入れるためカジノに潜入する。

第24回日本SF大賞を受賞した冲方丁の小説3部作の第2部。
前半は宇宙戦略研究所=楽園のファンタジックな描写、誘拐屋の生き残りミディアム・ザ・フィンガーネイルが少年トゥイードルディの両手を切断するバイオレンスなどあってまあ観られるが、後半のカジノでスピナー、ベル・ウィングとのルーレット勝負はまるで面白くない。原作ファンには好評らしいが、俺にはひたすら退屈であった。
ベル・ウィング役藤田淑子のベテラン演技は光る。