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人間狩り
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『人間狩り』に投稿された感想・評価

kazu1961

kazu1961の感想・評価

3.8
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-381 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋幼少期の記憶から犯罪を憎み許すことができない鬼刑事が時効まで37時間、逃げ延びる殺人犯を追跡していく中で、その刑事の人間的苦悩と恋の悲しさを鋭いタッチで描いた日活サスペンス映画の隠れた傑作と言われている作品です。ラストはもうゾワッとしました。。。

🖋正義の名の下に犯罪を許すことを知らない鬼刑事を当時28歳の長門裕之が熱量を持って演じています(やっぱり桑田佳祐に見えてしまいます(笑))。そして訳ありな薄幸の恋人役に渡辺美佐子、過去の犯罪に怯えながらも家族を守って生きている犯人を大坂志郎、地域の悪ボスを小沢栄太郎が演じています。小沢栄太郎の憎々しい演技は流石のひと言。

🖋ヒューマンドラマとして以外の大きな見どころとして昭和30年代半ばの東京の原風景が次々と登場します。京成電鉄の青砥駅や町屋駅、国鉄の赤羽駅、オープニングすぐの渋谷東急文化会館の屋上における長門裕之と渡辺美佐子のやり取りもたまりません。この中で犯人一家が暮らす長屋はは大掛かりなセットだそうです。凄いリアリティですね。この頃の日活スタッフの力の凄さを感じます。

🖋個人的にも昭和30年代は幼少期。色々と記憶力の端にある風景がノスタルジーを誘います。この辺りが時代考証ができる映画の素晴らしさですね。ボロい長屋、土の道路、その中で遊ぶ子供たち。。。

😔Story:(参考: Google )
敏腕刑事の男が、あるきっかけで15年前の強盗事件の容疑者を追い始める。時効成立まで、わずか37時間。少ない手がかりから足取りをたどり、現在の居所を突き止める。その人物は、無垢な家族と共にささやかに暮らしていた。もはや逮捕したところで、残された家族が不幸になるだけだった。逡巡と葛藤のうちに、刑事の男は手錠を握りしめる。

🔸Database🔸
・邦題 :『人間狩り(1962)』
・原題 : ※※※
・製作国 : 日本
・初公開 : 1962
・日本公開 : 1962/01/23
・上映時間 : 89分
・受賞 : ※※※
・監督 : 松尾 昭典
・脚本 : 星川清司
・原作 : ※※※
・撮影 : 岩佐一泉
・音楽 : 鏑木創
・出演 : 長門裕之、中原早苗、大坂志郎、渡辺美佐子、北林谷栄

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
「メキシコ無宿」の星川清司が原作・脚色し、「ずらり俺たちゃ用心棒」の松尾昭典が監督した刑事もの。撮影は「黒い傷あとのブルース(1961 野村孝)」の岩佐一泉。
60年代、日活モノクロ・クライム・サスペンス☆

時効成立まで37時間!
しかし改心した者を探し出し、その家族まで崩壊させる意味はあるのか?

悪人は悪人。
罪は償うべき。

が、人間のやることは、そんな簡単に白黒つけられるものでもなくて……

2010年に公訴時効は廃止されましたが、今でも十分考えさせられる作品でした。



正義感が強く熱血過ぎて融通の利かない刑事、小田切(長門裕之)。

いつも優秀な弁護士や身代わりで、せっかく捕まえても無罪になるクソ野郎、田口を憎んでいる。

そんな田口がまた捕まり、さらに時効だからと15年前の事件を自白した。

田口が強盗をし、共犯の房井が殺人を犯したという。

が、まさかの時効まで、あと37時間あった!!

小田切は、房井を見つけ出し、田口を今度こそぶち込んでやろうと走り回るのだが……



たとえ悪人を刑務所にぶち込んでも、また出てきて罪を犯すかもしれない。

一方15年間後悔し続け、再犯の可能性は極めて低い人間がいる。
そんな人を今さら刑務所にぶち込むべきなのか?

許すのか。
許さないのか。

もうこれを判断するのは、刑事や裁判官ではなく、被害者や被害者家族しかいませんよね。

まあ法治国家なので、そうもいかないのは分かっているけれど。

それでも貴方ならどう考えるか?

じっくり考える良い機会になった良作☆
自身の子供の頃の体験から強く犯罪者を憎むようになり刑事になった男(長門裕之)。
時効まで36時間と迫った殺人犯を執念深く追いかける。
「犯罪者は野獣だ!俺はそいつらを狩ってやる!」という事でこのタイトルになっている。

全てを犠牲にしてとにかく悪を憎むこの男は当然のように孤独に日々を過ごし他人への優しさを失う。己の孤独を埋められる唯一人の女(渡辺美佐子)を愛する気持ちはあるが犯人の逮捕を優先してしまう。彼はそんな自分自身のどうしようもない内面から決別したいと苦悩する。
やがてクライマックス、彼は犯人逮捕と共に自分自身の進む道を選ばなくてはならない局面に直面する...

長門の演じた若くてパワフルでハードボイルドな刑事が非常に魅力的。
また画面の光と影がまるで白黒のヨーロッパ映画のような下町の駅の場面が新鮮。

今日まで映画を観て来て山田洋次の『学校』(1993)、是枝裕和の『万引き家族』(2018)で私の住む街がロケ地として使われていて、両作品を観賞中に「あっ、あそこだ!」とハッとした経験があった私。
そんな中で本作はど真ん中の作品でした。私の家の最寄りの駅がこんなに素晴らしい舞台装置になっていたなんて知らなかったし誇らしい。もっとも私が生まれた頃の昭和の景色で今は全く様相を変えていますけれど。
その最寄り駅は他にはない特別な駅という訳ではないのですが、白黒映画の光と影とカメラアングルで見事に"映画の中の駅"に変身していてビックリしました。

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上映時間:

105分

ジャンル:

3.9

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