このレビューはネタバレを含みます
荷馬車を押したり、船の作業をしてたり、本筋と関係ない人物を画面内に配置してるのがポイントだろう。
それが、男を見送る際には女が最後まで見送るという演出に繋がり、女が息を引き取る際には皆が「はっ!」て…
ああいう砂浜が船旅の出発点になるというのは奇妙な感じがする。というか船出のによる別れということ自体が俺にとって何のリアリティもないわけだけど、それだけにかえって深いところで心を揺さぶられる。
ところ…
男の乗った舟が去り、見送りの人びとも次々に帰っていくなか打ち寄せてくる波が男を連れ戻してくれないかと願うようにたたずみ続ける女の後ろ姿の情感。海辺に立ったまま動かずにいる女はやがて寝たきりになり、人…
>>続きを読むこれは素晴らしすぎる。いつまでも男を浜辺から見送る女の後ろ姿のショット。
グリフィスは、画面にたくさんの人間が写っている状態から人が画面の外にはけていき、1人残る事をうまく演出に使うね。『封印された…
心情により同じ構図を違った画にみせる。画面を直撃的でなく人と空間を使って分断する。そして物語をすべて救済するかのようなラストショット(もちろんそんな強いことに安易に踏み込んでいるわけではない。果てし…
>>続きを読むモノクロ&無声映画…
だけど…
何が起こっているか…
「映像」で分かる…(涙)
船乗りの男性を想い続けた女性…
…憔悴していく様子…
…彼を愛している心…
…泣けてくる…
ラストは……泣いた……