それは吸血鬼としての自由だけでなく、文明によって蹂躙されてしまった人間そのものの原石的な「神聖」に目を向け、社会的規範としてのレールを背にした先にある何者にも縛られない内面の発露が退廃的にならざるを得ないものだと説く。通り過ぎる車の音を背後に見送り、墓地で待つ美少女に向かい進んでいく主人公は意味深で、文明での「死」の先にある「生」へと物語が傾いていくのは『The Iron Rose』、『ゾンビクイーン』と共通した主題を本作でも描いているのがわかる。
吸血鬼に恋をする男の話🥀幼い頃に古城で出会った美女の記憶を辿る、この美女は幻覚?それとも現実?海岸、雨、墓地、古城、水族館、何もかもが幻想的☆*:ローランが撮れば地下鉄すらも美しい 劇中出てくる映画館のポスターがThe Rape of the Vampireなのも嬉しい。双子ヴァンパイアちゃんをパソコンの壁紙にしてるほど好き! 海岸で全裸で抱き合ってからの『無人島に行こう。波が連れていってくれるさ』と棺に入る2人が素敵すぎる🥺無音エンディングため息しか出ない完璧なラスト