[] 70点
2016年カンヌ映画祭コンペ部門選出作品。ケン・ローチの13回目の選出で、二度目のパルムドール受賞作品。心臓発作で倒れたダニエル・ブレイクが"諦めさせるために複雑にしている"かのよう…
このレビューはネタバレを含みます
この手の映画はラストで主人公を殺さないと気が済まないの?
社会問題に切り込むならその問題の渦中にいる人の苦労を描いたうえで、それでも生きていく様を提示するべきだと思う。
主人公が死ぬとドラマが生…
制度は時に人を支配し苦しむものだと感じた。
病気で役所の人間は、冷たいという実感があったがしかし、それも制度によるものだと思った。また、対照的に制度に支配されずにいる隣人や周りの人間は優しく対照的に…
役所の人達の機械的な冷たい対応に心が痛くなったけどこれが現実か。
日本でも同じように社会の制度に苦しんでる人もいるんだろうな。
役所のシーンとは対照的で映画のあちこちに、今の目の前にいる人を助けて…
・フードバンクでのシーン。ケイティがトマト缶をもらうや否やその場で食べ始める。「我慢できないくらいお腹が減ってて」
・生理用品はない?
・スプレーで役所の壁に書く。「俺はダニエルブレイク。飢える前に…
ほっこり系かなと思って見たら、社会的弱者とされる人々の厳しい現実を描いた作品だった。
国の制度が万全でないこと、それによって与えられるべき権利が与えられず貧窮する人がいることを訴える監督の強いメッセ…
© Sixteen Tyne Limited, Why Not Productions, Wild Bunch, Les Films du Fleuve,British Broadcasting Corporation, France 2 Cinéma and The British Film Institute 2016