Twitterで卑弥呼の実在性についての議論を目にしたことがきっかけで、今作「トゥーム・レイダー／ファースト・ミッション」を観ることにしました。アンジェリーナ・ジョリー主演の作品は未見なので、前知識なしでこの映画を純粋に楽しめました。てかトゥーム・レイダーってゲームだったんですね！知らなかった！ゲーム原作の映画って言ったら、「バイオハザード」が浮かぶけど。
この映画は、卑弥呼の墓を探して行方不明になった父リチャードを追って、娘ララが唯一残された手がかりを元に冒険に出る物語です。この設定は、「インディ・ジョーンズ／最後の聖戦」と非常に似ていてテンション上がりますね。資料を持ち出すべきではないと言われていたにも関わらず、資料を持ち出してしまい、それが敵の手に渡るという展開も全く同じです。卑弥呼の墓に仕掛けられたトラップや、崖からの落下シーンなど、まるで「インディ・ジョーンズ」シリーズみたいな雰囲気がして、そこがまたイイんですよね。
日本を舞台にしたハリウッド映画は多くありますが、卑弥呼をテーマにした作品は珍しいですよね。この点に関しては、非常に興味深いアプローチだと思います。忍者や侍、芸者などの典型的な日本のイメージは一切なく、絶海の孤島が舞台という設定も新鮮でした。「Himiko」って言葉が外国映画で聞けるなんて、なかなかない経験ですね
アリシア・ヴィキャンデルのララ・クロフト、初見でしたがその演技にはぐっときました。強くてカッコいい女性キャラが好きな人には、ララ・クロフトはまさにドンピシャのヒロインです。私も一気にファンになりました。
香港から日本の孤島へ向かうシーンは密航じゃね？とか、いくら孤島とは言え、領土内で行われてる犯罪組織の違法行為に一切気づかないなんて日本政府ダメじゃん！とか現実味のあるツッコミもしたくなりますが、こうした映画に対するそういうツッコミは野暮というものです。
続編の噂も気になるところ。ぜひ制作してほしいですね。この機会にアンジェリーナ・ジョリー版も観てみようかな。
アクションと冒険、そしてちょっとした歴史的謎解きが好きならオススメです！
