ノッチ

君の名は。のノッチのレビュー・感想・評価

君の名は。(2016年製作の映画)
4.5
千年ぶりの彗星来訪を控えた日本。山深い田舎町で暮らす女子高校生・三葉は、ある日、憧れの東京で男の子として生活している夢を見る。

一方、東京で暮らす高校生・瀧も、行ったこともない山奥の町で女子高生になっている夢を見た。

不思議な夢を繰り返すうち、ふたりは自分たちが入れ替わっていることに気づく。

出会うことのない少年と少女のすれ違いの物語。

内容は東京で暮らす瀧と山深い田舎町の糸守町に住む三葉の眠ると、たびたび心が入れ替わる誰もが経験したことのない、出逢いと奇跡の物語。

最初は予告編であった「出会うことのない二人の出逢い」という言葉の意味が分からなかったけど鑑賞して謎が解ける。

そういうことだったんですね~。

ボーミーツガール、とは少し違った導入部分。

夢の中で入れ替わっているわけだから、相手の顔は分かっていても、実際に顔を合わせられるわけじゃない。

入れ替わりが互いの日常生活に影響を及ぼしてきた頃、実際に会うためアクションを起こす。

けれどそう簡単にはいかず、入れ替わりという不可思議な現象の背景が影響して、ストーリーは二転三転していくことになる。

コミカルな展開からシリアスな展開へ、そして全体を通してちょっとしたところで笑わせにくる。

ストーリーの密度、展開するシーンの配分がすごく計算されてるなぁと感心した。

なんだかんだ、運命の赤い糸の話しだと思う。

くっついて、離れて、絡み合って、ほどけて、組み紐は形をなしていく。

入れ替わりや、時空の違いなど、すごいストーリーなんだけど、純愛なんです。

どこにいたって見つけられるんです。

日本の言葉の素晴らしさが感じられていいし、展開に中だるみが感が全くなく、ずっと集中してみれました。
ノッチ

ノッチ