kazマックスグローバーレッド

ガンスリンガーの復讐のkazマックスグローバーレッドのレビュー・感想・評価

ガンスリンガーの復讐(1998年製作の映画)
3.4
ハーヴェイ・カイテル対デヴィッド・ボウイの1998年制作異色マカロニ・ウエスタン。と言っても血みどろ西部劇ではなく、どちらかと言うと家族の絆をメインに描く。

白人で医者のドクと先住民の母親パールとの間に生まれたジェレマイア少年の友達は近所に住むアホの大人ジョシュア。ある日 町に帰ってきた祖父のジョニー・ローウェンと彼を追って来た殺し屋ジャック・シコラの対決に巻き込まれる。

DVDの本編再生がイタリア語吹き替えでハーヴェイ・カイテルとデヴィッド・ボウイが「ボンジョルノ」とかイタリア語で話して口とセリフの動きが合っていない。それが70年代にハリウッドスターがイタリアへ出稼ぎ出演したB級アクション映画の雰囲気を醸し出して逆に良かったりもする。因みに特典映像のほうがオリジナル英語音声だった。エンドロール曲「Everyone Wants To Be」に『荒野の用心棒』エンリオ・モリコーネ節がひょっこり顔を覗かせてます。

ハーヴェイ・カイテルの役は元々 マルチェロ・マストロヤンニが演じる予定で、デヴィッド・ボウイの撮影参加条件が48時間しかなかったって裏話も面白いな。