2010年代リブート3部作が完璧過ぎたので流石にそれらは超えられてなかったけど面白かったのは面白かった。ようやく旧チャールトン・ヘストン版に追いついた『猿の惑星』の始まりです。
ここからネタバレありで。
チンパンジーフェイスのウィリアム・H・メイシーが人間の主要キャストの1人ってのは気の利いたキャスティングでいいじゃないですか、じゃ次回作はロン・パールマンでも出してくるのかね。
リブート版3部作の人間(ジェームズ・フランコ、ジェイソン・クラーク、口のきけない少女)がエイプに寄り添うキャラクターなのに対して今回の人間メイはエイプに協力はするけれどもこれまでとは違うタイプの人間なのは新鮮。
「猿は猿を殺さない」と思っていたノアがイーグル族の仲間をマスクエイプに殺されただけでもショッキングだったのに人間のメイがウィリアム・H・メイシーにいきなり飛び掛かりチョークスリーパーで絞め殺したとこなんて完全にノアたち引いてたもんな。あそこのシーンはビックリした。
『創世記』でチラっと映し出されたイカルス号の遭難はまだここでは回収されてなかったので次回に持ち越しかな。果たしてテイラーはあの宇宙船に乗ってるんだろうか。
「マーマ、マーマ」と喋る人形は68年版旧猿惑にも出てきて、この「マーマ、マーマ」って台詞が『続・猿の惑星』で重要なワードになってるのよ。また旧猿惑ジェリー・ゴールドスミスの劇伴も今回使用していて、いよいよ68年オリジナル版『猿の惑星』に近づいてきたね。次回作が楽しみ。