ロバートレッドフォード演じる脳科学者が死後の世界を証明した事で自殺者が年間300万人を超えるというディストピアな灰色の世界を描いている。
でもそんな世界はなくて人生にはパラレルワールドがあり人生の別れ目となる時点まで戻り永遠にやり直し続ける事になるという。
演者がロバートレッドフォードやルーニーマーラやらかなり豪華な顔ぶれで着眼点は良い映画なのに中途半端感が強いのはこの映画のオリジナリティが無いこと、伝えたい事が深掘りされず見せ方のテクニックに走っている所ではないだろうか。
人生のある時点に戻るというのならそれはループ物で擦り倒されるくらい使い古されている。最後のオチなんて「バタフライエフェクト」の劣化版のようだ。死後の世界に行く為の博士の装置が如何にもちゃちくて現実感がない。
アイラとウィルの恋も何故か唐突に始まるしちょっと説明が必要じゃね?と思ってしまった。ルーニーマーラって「ドラゴンタトゥーの女」のイメージが強過ぎたけどこんなに美しかったのね。