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ハラキリ
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『ハラキリ』に投稿された感想・評価

典型的なフジヤマ・ゲイシャ映画なのだが、アジア大好きなラングは銃刑よりもハラキリを儀式性含めて贔屓にしている。

形式には色々とツッコミが追いつかない、外国人の脳内ニッポンはとても住みにくそうだが『ベスト・キッド』の二作目を観てるくらいの感覚で良いと思う。ただメロドラマとしての死=ハラキリはその手段であると同時に物語のクライマックスである、撮りたいショットと物語とが相互化しているので構造としては悪くない。
まあラングが日本文化に無知なのは仕方ないし、我々ではなくヨーロッパ人に向けた映画なので、わざわざ日本らしさを強調するよりかは彼らの捏造イメージに合わせた方が受け入れられやすいのだろう。
『メトロポリス』の
フリッツ・ラング監督初期作品。
ドイツ版『蝶々夫人』。

19世紀後半から続いてきた
ジャポニズムの、一つの到達点。

大名の娘

尼僧(巫女)

吉原の茶屋娘

外国人の現地妻

とローリングストーンしてゆく
ヒロイン、オタケサンの
数奇な運命。

海軍士官の火遊びから放置
された後、高貴な身分の
男性から求婚されたり、
国元の正妻にまでも情けを
掛けてもらいながら、
「恥辱に生きるより名誉の死」
と、父同様ハラキリを選ぶ。

正妻がとても理解ある優しい
女性で、浮気相手である
オタケさんの立場と心情を察し、
アホな亭主に替わって、子供を
引き取るとまで申し出てくれる。
普通、無いよねぇ。

民俗博物館から日本の衣装や
小道具を借りて、ベルリンで
撮影したとか。

ラング監督が日本大好きだ
って事は良く解った。
『スピオーネ』でも日本人に
ハラキリさせてるし。☆

【その他の特筆点】
▼呼び出し合図はドラ
▼外交大名の父の土産は
 トランク入りのテディベア
▼大僧正の石造寺院(神殿?)
▼イカツイ顔の大仏
▼実は長崎にあった吉原
▼子供の手が容易に届く所へ
 置かれているハラキリ刀
固定カメラしか技術的に使えなかったのかなと思ってみてたら一回だけ横移動した!恐る恐る試したんだろうか。

全編ジャポネズム趣味で錯誤感が笑えるのだが、小物は豪華に揃ってる。仏教に傷つけられ西洋にも裏切られるという展開は日本という国を描いたようにも見えるし、純真さが悲劇と直結するというのは後の『熱い夜の疼き』『スカーレットストリート』にもつながるラングの主題だともいえる。流石に映像的、物語的快楽は薄いが、オラフが再来日してからのラストに至る流れにはサスペンスがあった。階段の上り下りは権力構造を仄めかしてるのかな。

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