スワヴォミール・イジャックの撮影、マイケル・ナイマンの音楽、ヤン・ロールフスの美術、コリーン・アトウッドの衣装。
素晴らしい才能が集結しても、つまらない映画はつまらない。悲しい事実。
遺伝子によって全てが決まる世界、っていう設定に頼りすぎていて、色々と不自然で頭デッカチな映画になっている。「哲学SFの金字塔」などといわれているが、果たしてそんなに哲学的な映画なのだろうか？
最大のツッコミどころは、ここまで徹底した管理社会なのに、誰も人の顔を認識したり覚えようとしないこと、どこにも監視の目がないこと。どう考えてもイーサン・ホークとジュード・ロウは似てないやろ、、、
ただ、ジュード・ロウの魅力が爆発している点やラストの切なさは良かった。
