監督マノエル・ド・オリヴェイラ氏、なんと1908年生まれ。丸々一世紀、時代を映した瞳が作り上げるのはどんな作品かしら、と蓋を開けてみれば、なんとロマンチックなラブレターでした。酔いました。
1950…
ユーロライブでの試写会で
これはストーリーを味わう映画ではない。
魔術的な時間を味わう映画だ。
冒頭からラストに至るまでの全てのカット、あらゆる画面構成やカメラワークに、オリヴェイラ監督の明確な…
今年4月に106歳で他界したマノエル・ド・オリヴェイラ監督が101歳の時に撮った本作は、監督の彼岸の境地が反映されているのか観念的。
若くして亡くなった富豪の美しい娘の最後の写真を撮った青年が、その…
予告編でみたポルトガルのちょっと田舎の小さな町の風景と、アンジェリカの美しさ、そしてショパンのソナタに惹かれて観た。しかしストーリーの薄さや幻影のクオリティーの低さは残念なレベルに映ってしまった。
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オリベイラの映画は途中で寝ても大丈夫、とオリベイラ好きの人に言われたけど本当だった。すっごく気持ちよく眠れたのでもう一回観たい。鳥かごや金魚鉢のシーンが絵画的でよいし、下宿屋の女将やお屋敷の小間使い…
>>続きを読む(C)Filmes Do Tejo II, Eddie Saeta S.A., Les Films De l’Après-Midi,Mostra Internacional de Cinema 2010