氷雨水葵

パージ:大統領令の氷雨水葵のレビュー・感想・評価

パージ:大統領令(2016年製作の映画)
4.3
2022年リライト97本目

2022年5月公開予定新作『フォーエバー・パージ』に向けて書いたときの感想です。

◆あらすじ
18年前、パージにより目の前で家族を殺された少女チャーリー・ローン。18年後、チャーリー(エリザベス・ミッチェル)は上院議員となり大統領選に出馬。大統領になった暁にはパージ法の撤廃を訴えていた。しかし''新しい建国の父(NFFA)''の後ろ盾を得るオーエンズ牧師(カイル・セコー)が対抗馬として大統領選に出馬。

NFFAは、ローン上院議員を排除するため、政府職員や軍人を含む10等級以上の上流階級への標的免除条項を改正、パージの対象となることに。

サイレンが鳴り響きパージが始まった夜、警察官レオ(フランク・グリロ)は、ローン上院議員の自宅の警備を固めを護衛する。しかし、同じく監視の任についていた部下の裏切りによって自宅内に暗殺部隊が侵入し―――。

◆感想
前作に引き続きフランク・グリロ演じるレオが主人公!よりタフに仕上がっていて、アクションや銃撃戦は格段に派手になっている印象です。1作目は閉塞感があったものの、2作名以降は街中に繰り出しよりサバイバル感増し増し。レオのキャラクター自体も人間味を帯びていて、ローン上院議員のかけあいが面白いです!登場人物も増え、個人的にはミケルティ・ウィリアムソン演じるジョーはいいキャラクターでしたね。
ていうか、レオというキャラクター、タフすぎないか!?ナイフ&肉弾戦シーンがあってそう思うのかもしれないですが、9mm(←多分ガバメント)一丁で終盤まで守り通すのがすごい(笑)

前作でも描かれていたパージの闇やNFFAの実情を、大統領選挙という形で再び描かれています。そんななかに、しっかりバイオレンス&スリラー要素があるのがほんまに好き。ずっとドキドキできるのがシリーズの良いところで、それが引き継がれているのがすごい・・・。某パラノーマルみたいに、シリーズが進むたびにドキドキ減少(もはや皆無やし0やし、なんならマイナス)みたいなことがなくて安心(笑)

シリーズお決まりの、仮面つけたイカれた殺人集団も登場。しかも、パージを体験するために殺人ツアーなるものが組まれて、アメリカ国外から観光客がやってくるというカオスな展開!チョコバーほしがりキラキラ娘たちの登場には笑ってしまいました(笑)シリーズでは一番好きかも。次作『パージ:エクスペリメント』がどうも個人的にはヒットしなくて・・・。

今作→アナーキー→無印→エクスペリメントの順で好きかな。最新作がどうなるのかまだ分からないですが、ブラムハウスなら問題ないっしょ(←ほんまか!?)テレビシリーズも気になるところですが、とりあえず最新作を楽しみに待ちますか~

2022年5月7日加筆修正
氷雨水葵

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