素晴らしいパイロット版
1967年、原題「処方殺人」
連作ドラマになる前の試作品、パイロット作品。
コロンボ刑事第一話。
いやいや素晴らしい出来でございます。
ピーターフォークが若いそして髪がきまってる(以後もっさりヘヤーなので)
対戦相手は精神科医。
愛人と共謀して彼の奥さんを完全殺人。
アリバイも動機もキチンと計画。
しかし、二人を揺らすミスがあったのです。
本作の容疑者、なかなかムカつきまして、
心理学だけにまあ先の先を読みコロンボを言いくるめ、
い、や、ら、し、く
コロンボを罵倒します。
流石にコロンボも最初はタジタジ。
だが次第にコロンボも尻尾を掴むとバッサリぶった斬り!
コロンボがラスト付近たたみかける感情的推理を爆破するところは涙ぐんじゃいました!
頑張れコロンボ!ジュ!ジュワァー【byホリケンギャグ】
と涙、眼球ににじむ。
音楽は流石パイロット版フュージョン界の名プレイヤー、デイヴクルーシン。素晴らしくグルヴィー。
タイトルもロールシャッハ模様が出て映画っぽいです。
四年後に第二作が出来上がるはこびとなったコロンボ処女作。
推理的にはかなりオーソドックスな火サスチック展開ですが、
コロンボの怒りに火がつく追い込みの素晴らしさに気持ちが良かったです!
2009年7月レビュー
追記
コナンも古畑も元祖は、ピーターフォーク「刑事コロンボ」
DVD4集所持。ほんとは本作含め、スピルバーグ監督作含む1が欲しい!