前編に引き続き、ダレることなく一気に見ることができました。
面白かったですけど、前編・後編に分けなくてもできたんじゃないか…と思わないでもありません。
永瀬正敏さんや緒形直人さんの演技が素晴らしかっただけに、記者クラブとやり合うシーンが長すぎるというか、そこをもっと短くしてそのぶん誘拐事件に焦点をあてて欲しかったです。
何かと言うとすぐ大声で騒ぐ記者たち。みなさん本当に記者さんですか?全員反社の人じゃないんですか?と聞きたくなるぐらいw 悪態と怒号が飛び交って、本当にゲンナリしました。
犯人の突き止め方にはちょっと無理がある気がしますが「被害者家族の執念」と考えれば、ぎりぎりオッケーといったところでしょうか。電話をかけ続けることに彼は自分が生きる意味を見い出した、何かせずにはいられなかった…昭和64年にひとり留まって。たとえ犯人にたどり着けなくても、死ぬまでそうしていたに違いありません。
あと、誘拐のからくりに気づいた時の、緒形直人さんの表情の変化は素晴らしかったです。鳥肌モノでした。