ともじぇり

スポットライト 世紀のスクープのともじぇりのレビュー・感想・評価

5.0
「スポットライト」のメンバーの逃げない姿勢に胸が熱くなった。
(記者とは)暗闇を手探りで歩いている状態で、光が射した時に間違った道だと気づく…
局長のこの言葉が心に残った。

無宗教の私でも想像はつく。
教会は被害者たちにとっても、心の拠り所だっただということを。そこで行われていた恐ろしい事実に、スポットライトをあて、深く追求した記事により、救われた被害者も沢山いただろう。
しかしその後の人生、破滅してしまった被害者が沢山いるのも、悲しい事実だ。
生きてるだけで運がよかった…なんて…

登場人物が多いが、記者達をはじめ、被害者、弁護士など一人一人の人物像が丁寧に描かれているので、それぞれの思いが、よく分かった。
また自分自身も記者目線で物語に入り込むことができた。
だからこそラストでは手が震えた!
ともじぇり

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