どーもキューブ

ピノキオ√964のどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

ピノキオ√964(1991年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

福居ショウジン監督のピノキオ964


1991年
脚本監督福居ショウジン。



2023年、東京へ行った時、購入したブルーレイ。新宿ビデオマーケットさんで購入した。情報は、ツイッターで流れてきた。
まさか「ブルーレイ?」
しかも「レストア」済。
それが「ピノキオルート934」だ。

爆走する感じ、モヒカン、白塗り、サンカイジュク、、、そんなイメージ。

徳間ビデオだったかなあ?!まあビデオ屋には、ない訳で。 田舎のこちらは、、。今回2023年ブルーレイ鑑賞となりました。


いやあ、面白かったなあ。そして極めてやりたい事を一直線にやり遂げた感、徹底した感は、素晴らしいと思った。こんな映画撮りきったらもう何も作らなくていい映画にみえた。

それほどアーティスティックで、極めて低俗を魅せつけ、爆走していくピノキオ964。
ストーリーもあって、無いような感じ。

女性が、モヒカンの男に出会い、ペットのように引き連れ、言葉を覚えさせ、敵が出て来て、摩擦が起きて、街を駆け抜けて、ヘンゲしていくような感じ。

特に低俗的な嘔吐物やらは、確かにいくらか美味しそうにみえるのだが、やろうとしているしつこさにこちらが、負けてくる。ある意味必見。
風俗、街風景がむしろ懐かしさを覚える。
ホコテンを爆走する。ゲリラらしい。
あとレストアされてるのでめちゃくちゃ綺麗でした。日差しが眩しい事が伝わる。

特典映像の監督のインタビューでは、音楽系のPV出身で、低予算ながらもPV撮影かたわら本作撮影したようだ。
ラスト付近、ライブ会場に登場する感じは、当然のながれのよう。

だが、自主なんで、ライブハウスを借り切り、監督希望の爆音上映で少しづつ観客を獲得していったようだ。
チープながらも、やりたい事をしっかりやる、福居監督のエネルギーみたいな塊にぶつかった感じがした。

インタビューでは、新作に着手しているようで、完成がとても楽しみ。
こんな映画撮れたら本当にいいなあ、やりきってるよなあというにつきる。



さて
福居監督の東京ピノキオの誕生
福居監督の東京ピノキオアブノーマルランナー

ぜひ!体感してみてわいかがでしょうか?


フィルマ版追記
このビデマで購入して、見るシリーズ結構欲しいのあるんですが、なかなか購入出来ず。
んで、調べると本作、YouTubeで上がったりしてて、ムムムと思った。

まあこの人混み爆走は、今渦中の園子温の「東京ガガガ」とかあるんだけど、映画の初期衝動のひとつ。

迷惑リアクション撮影だ。まあこれいま、YouTube炎上動画になっちゃってますね、、。

ラストのむちゃくちゃな造形
ゲロ食べ、カラーペンキかぶり等々
フィルム初期衝動的な感じを
しっかりやり遂げた感じが
わたしは素晴らしいと思ってます。

ビデマでほか
アロマ企画のエロホラー買ったけど、ここでレビューできないので、アメバブログでします。
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