桔梗F

バイオレンス・マウンテン 凌辱の山の桔梗Fのレビュー・感想・評価

4.0
理不尽な暴力に立ち向かう姉弟の姿を描いたサスペンス。
古い因習が支配する山奥の村に住む美しい娘とその弟。
ある日、娘は村の男たちに無残にレイプされ…

ジャケ、邦題からレイプリベンジムービーやらを想定しますが、「アイスピット…」みたいな映画を期待すると爆死です(苦笑)
原題は「autumn blood」
サスペンスというよりドラマ。

特徴はとにかくセリフがない(゜ロ゜)
某「ザ・グレイ」よりセリフが少ないのでは!?

登場人物名もなし。主演姉妹の役名は「少女」「少年」、他も「肉屋」など。
20分で字幕つきのセリフは一文のみとか(;´_ゝ`)

よって状況解説もないため、人間関係や展開は全て映像から把握しないといけません。

演技、表情、音楽、情景描写で表現するため、理解のためかえって画面に釘付けになります(*^^*)

なので、「映像でわかれ!!」という欧州映画が苦手な方には地雷映画以外のなにものでもありません( ;∀;)
今後の状況などは天候の変化で暗に知らせてくれます。

内容は、山でひっそり平和に暮らしていた
夫婦と幼い姉弟。
色々あって、孤児になった二人(T_T)

母の死とほぼ同時に村の男に姉ソフィーがレイプされます(´д`|||)
しばらくして、くず野郎は友だちたちを連れてきて再度襲いかかる!!
ソフィーは猟銃で必死に抵抗しますが、弟を人質にとられ、またもや酷いことに…

直接描写は少ないですが「ドッグヴィル」かと思うほどの辛さ(;´д`)
主演のソフィー・ロウはシアーシャ・ローナンに似てるとびきりの美人さんなので精神的ダメージ倍増。

後半は山に逃げ込んだ姉弟を追いかける鬼畜3人の壮大なタイロン山を舞台にした逃亡劇に。

主演二人の戦闘力はほぼ0なので、メル・ギブソンの「アポカリプト」みたいな華麗な反撃はできず。 
果たして結末は!?

特殊映画のため、ごく一部の方にしか受けない映画ですが、壮大なタイロン山の自然美、映像で内容を理解させる演出など見所ある良作かと思います(*^^*)
大抵は中盤までに飽きそうですが(^^;

また内容上、ソフィーロウのオールヌードがけっこうあるのもポイント♪
おぱいが美にうすぎる( 〃▽〃)

とんでもない大物になる可能性をもった女優さんで、昨年アメリカのTVドラマ「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ワンダーランド」の主演に抜擢されました。

いずれ日本でも(たぶん)ドラマが発売され人気になるでしょうから、先にソフィーの魅力を本作で観ておくのもいいかも知れません(^o^)
桔梗F

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