アザラシとのハーフ(*/ω\*)
最近、ハーフタレントがTVのバラエティー界を席巻していますが、本作はアザラシの精霊?とのハーフの物語。
日本で有名なハーフと言えば「オオカミこども…」の雨と雪や「ピグマリオ」のクルト、「ゴッドサイダー」の鬼哭霊気あたりでしょうか。※3つわかったらヘムタイ
冗談はさておき、本作は日本大好き!トム・ムーア監督がアイルランドの神話を元に作った家族愛と感動のファンタジー(。´Д⊂)
これは名作です!
U2のアルバム「魂の叫び」を子守唄がわりに育ったわたしにはやはりアイルランド映画が合うようです。
あと、映画観賞前に「セルキーの神話」をググっておけばより楽しめるかもしれません。
日本の「天女のはごろも」という昔話とかなり似てます。
詳細は『ドラえもん』第2巻7話「しずちゃんのはごろも」参照←そっち?
ストーリーは、口の聞けない妹シアーシャ(6才)と妹のせいで母を失ったと思ってる兄ベンの愛を取り戻すロードムービー大冒険もの。
「愛を取り戻す」?…いや、いかんいかん…
また「北斗の拳」に脱線するところだった…(゜゜;)
どちらかというと子ども向けのお話なので、ストーリーの起伏などは大人には若干物足りなさもあるやもしれません。
では、特筆点は…
・絵本のような映像美とあまりにかわいらしいキャラクター
超美しい静止画の背景の中をかわいいキャラたちが動き回ります。
特に主人公シアーシャのころころ変わる表情と飼い犬のクー、じっと見守るアザラシ、頭突きするフクロウのかわいさが異常(;゜∀゜)
ちなみに本作のマンオブザマッチは「わんこ」!次点「アザラシ軍団」!
・アイルランド発だけど日本向け映画
トム・ムーア監督は大の日本好き!
ジブリ映画や宮崎駿監督のマンガを熟読してるマニア。
特に最も影響を受けてるのがジブリアニメなので、映画内でも「ここトトロっぽい!」「ここ千と千尋っぽい!」などなどジブリに近い構図やキャラがけっこう出てきます。
またアニメだけでなく、監督の映画作成技術のお手本が黒澤明監督だそうな。
そして、本作制作に最も影響を与えた実写映画が「小津安二郎の『東京物語』!」というほどの邦画マニア(;゜∀゜)
よって、取っ付きにくそうなアイルランド神話アニメに関わらず、日本人好みの映画かも(^.^)
・切なく感動展開(。´Д⊂)
終盤はまさかの泣けるというか泣きました(ToT)
愛しさと切なさと心づ…ゲホンゲホン感動が一気にやってきます!
ママの立場から観ると号泣可能性あり…(T-T)
海というとファルコをも粉砕した「修羅の国」がある怖いところというイメージが強いですが、本作の海はかなり素敵です(^o^)
ああ…また北斗…