得意技:モンゴリアンチョップ
↑邦題でこれを連想した人はヘムタイ
全国の最新作へっぽこ映画レビューファンのみなさんには申し訳ありませんが、夏休みなのでレビューは初心に帰り、「隠れたマイナー良作編」で行きたいと思います。
さて、本作は実はプロレス映画ではなく、ウィリアム・P・ブラッティ監督によるコメディ&宗教・哲学的切ないスリラーヒューマンドラマ?とジャンル分けがたいへん難しい映画となってます(..)
ちなみに邦題が間違っており、映画に登場するのはカーンじゃなくキラー・ケーンです( ロ_ロ)ゞ
簡単なあらすじは…
ベトナム戦争末期、戦争などで精神に異常をきたしたものが集められた軍の精神病院(お城!)&実験施設に精神科医のケーン大佐(ステイシー・キーチ)が派遣される。
そこで、患者たちがほんとにキチ○イなのか詐称してるのかを見極める&治療するというもの。
本作は、他の精神病院ものと違って患者たちが監禁されたり虐待されたりせず、自由奔放に生活してます(*´ω`*)
特に、わんこたちにシェークスピア劇をやらせようとする患者さんに爆笑(*^^*)
少しのユーモアの中に、死生感、神の存在、善悪論など患者と大佐とで問答するなど、宗教的、哲学的な内容にもなっていきます。
中盤以降は、ある秘密が明らかになり内容がガラッと変わります(゜ロ゜;ナンテコッタ
ネタはばらせませんが、某有名監督&ディカプリオ主演映画の元ネタ?展開に!
そして、後半の酒場シーン…(´д`|||)
つらい、あまりにつらすぎる…(;o;)
なんで、どの映画観てもアメリカの酒場にはクズしかいないんだろう(苦笑)
ネタはばらせませんが、「ドッグヴィル」「ジョン・ウィック」みたいな展開に(ToT)※ほぼバレてます…
終盤は切ない…これは泣くかも( TДT)
ネタはばらせませんが、「泣いた赤鬼」究極編とでも(;o;)←テキトー
やや哲学的で小難しい点もありますが、最後まで見終わった後の「いい映画観たなあ」感が尋常じゃありません。紛れもない名作です‼
本作と「ローリングサンダー」、「死神ランボー」が
《世界三大反ベトナム戦争映画》と言われるのもわかる気がします(;o;)←ささやかなウソ
ちなみにウィリアム監督いわく、「本作が「エクソシスト」の続編だ!」
らしいので、エクソシスト関係図を書いてみると…
エクソシスト→本作→エクソシスト3
↓
↓
→→→→→エクソシスト2→END
(ぶっ飛び!スピンオフ(苦笑))
という風になるでしょう(*μ_μ)♪