借金の取り立て屋の男と、親の肩代わりで取り立てに追われる女が恋に落ちる話。台湾映画「君が最後の初恋」もほぼ同じ設定とストーリーだったのだが、原作が同じだったりするのだろうか。
まあ、チンピラが堅気の女に惚れて真面目に生きようとする話は、他にも「カリートの道」や「ベイビードライバー」等、他にも色々あって名作も多い。本作はファン・ジョンミンが主演という事でバイオレンス色強めかと思ったら、思いのほか純愛路線だったので驚いた。そして、この路線でもしっかりと魅力溢れる人間を演じてしまうのが彼の凄い所なのである。
後半の展開は、ひと昔前の韓国映画という感じの泣きの演技がくどく感じたけど、それも味と捉えれば今でも十分に楽しめる。
