極端な寄りのカメラワークがダイナミズムを生み、バックに流れる荘厳な聖歌が不安感を煽る。
とにかく全編通して臓物に響くような凄味を感じたが、キリスト教の文化圏にいないといまひとつ理解しにくい作品だとも…
省略した語り口をアクションシーンでやられると何が何だかわからんとこがあった。
ただしヒロインの美しさは特筆すべき。写真より動いてる時のほうがいい。特にラストの「ここに真実の声はない!」と切り捨てて…
フランチシェク・ヴラーチル監督作品。
「チェコ映画史上最高傑作」「緻密、大胆、崇高、獰猛なエネルギーに満ちた『フィルム=オペラ』」(https://marketalazarovajp.com/…
オボジシュテ領主の娘マルケータがロハーチェク領に拐かされ領主の息子ミコラーシュと情を通じるのを中心にした2勢力と王権の諍いのお話。無いはずの左腕がハッキリ見えてるのはなあ。
劇伴と撮影がかなりイモ…
ドクタージョンみたいなおっさんが大量に登場し、500ml缶のビールを飲んでいた私は最初から筋を追うのを諦めようとした。しかしこれがまた、なかなかどうして物語がしっかりとエンタメしてるのである。
王に…
《見たこともない映画文法、映画史が順番を間違って生み出した怪物映画》
チェコ映画界の『七人の侍』だ、とチラホラ噂を耳にした謎の歴史大作とのことだが、こりゃあトンデモない。真っ先にガイマディン『Th…
予告の荘厳さとは裏腹にかなり泥臭い物語で、その聖俗の混ざり合いが良かった(いやむしろその切り離せ無さこそ今作の持つメッセージではないだろうか)。思った以上にアクションも多く、「蜘蛛の巣城」さながら…
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