ジェルボール

マルケータ・ラザロヴァーのジェルボールのレビュー・感想・評価

マルケータ・ラザロヴァー(1967年製作の映画)
4.9
映像ピュアリストが観ても失望しない出来だと思うが、何より音響と切っても切り離せない総合芸術であることを実感させられる。突出というより、ここまで結実した作品を観ると(モノラル、モノクロでシネスコというのもあるかも)、そのことを忘れかけていたことに気づく。実際観ている最中は、かっけー、やばいな、ぐらいしか語彙がない。どの俳優も素晴らしい。内容をこえて、合戦のダイナミズムなんかで変に涙が出そうになった。