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マッドマックス 怒りのデス・ロードのtoriten45のレビュー・感想・評価

4.5
『マッドマックス:フュリオサ』('24)がいよいよ公開、ということでおさらい鑑賞。頭を空にしても楽しめる映画はよくありますが、頭が空になってしまった映画はこれだけかな。なので考え事で頭いっぱいのときに観る常備薬のようにいつでも観れるようにするとよいです。

これ観るまでは『北斗の拳』に影響を与えたというパート2が一番好きでした。主役を張ったメル・ギブソンは当たり役でハマり役。彼がいないマッドマックスなんて成立しないとも思っていたのです。

あれから30年。シリーズ4作目にして最高傑作。全シリーズの中でも最も完成度の高い作品をジョージ・ミラー監督が作ってくれました。

舞台のほとんどが爆走する改造車の中か上。悪役イモータン・ジョーは見た目勝負。取り巻きたちもゾッとするキャラばっかりで「ヒャッハー!」も健在。ストーリーはいたってシンプルの行って帰ってくるだけ。なのにこってり濃厚で味わい深く後を引く。繰り返し見ても、最初から最後まで同じ熱量で見続けることができます。

好きなシーン1つ挙げるとしたらシャーリーズ・セロン(フュリオサ)とトム・ハーディ(マックス)の殴り合いかな。

そしてこのフュリオサの義手が好き。華奢な体をうまく補完していると思います。このフュリオサの前日譚が『マッドマックス:フュリオサ』なのですね。あー楽しみ。

あとマックスの顔につけられてた金具は『北斗の拳』のジャキを連想してしまいます。まさか逆輸入?違いますよね。
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