ササキ・タカシ

マッドマックス 怒りのデス・ロードのササキ・タカシのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

クライマックス、車の爆発とともに例のギターがガーっとこっちに迫ってくるカットにはもうダラダラと涙を流しながら声を出して笑ってしまった。2Dで見たんだけどそこだけは「3Dで見るべきだった!」って思ったな。本当に豊かな表現の映画を目の前にすると、一つのシーンの中でも切ないとか笑えるとか悲しいとか腹立たしいとかそういう複数の感情がごちゃまぜになって、笑っていいのか泣いていいのかわかんないからとにかく泣き笑いしかできなくなるもんです。

どっちかって言うとB級よりな、時代の徒花的なイメージだったシリーズの新作が、これだけ世界中の映画ファンの賛美を得てしかも日本という国でこれだけヒットしてしまったことにただただ驚愕する。昨年、初めて予告編を見た時は「すげえwwww今さらマッドマックスwwwwwwww」とか笑ってましたけど、本編ではもっと笑って、泣かせてもらいました。登場人物たちそれぞれの、人間の尊厳を取り戻すための戦いのドラマに、涙。
ササキ・タカシ

ササキ・タカシ