ササキ・タカシ

ヒックとドラゴン2のササキ・タカシのレビュー・感想・評価

ヒックとドラゴン2(2014年製作の映画)
3.0
ササキが選ぶ、三大「全然期待しないで見てみたら腰抜かすほど面白かった」アニメ映画(※)のうちの一つである『ヒックとドラゴン』の続編。日本では劇場未公開。ブルーレイで見ました。

全然期待していなかった状態で見た前作と違い「まあ面白いだろうそりゃ」という姿勢で視聴を臨んだ本作ですが、まあ当たり前のように面白かったです。いやーでもなーこれやっぱり劇場で見たかったよなー『ヒックとドラゴン』の醍醐味だったドラゴンの飛行や空中戦の演出が前作よりパワーアップしてるの、主人公の相棒であるトゥース以外にも仲間のドラゴンが増えてね、ロボットアニメ見てるみたいだからね、しかも超巨大ドラゴンの迫力が凄くて家の20インチのテレビで見てもビビったからね、大スクリーンで見たかった、できることなら4DXで見たかった。そうね、4DXなら最高のアトラクションね。

お話的にも、わりとミクロな村社会のことを描いていた前作と比べると世界観ががグッと広がった印象。「主人公VS社会」だった対立構造はシンプルに「主人公VS世界の敵」というヒーローものっぽい感じに。対象年齢は小学生から中学生に上がった感じかな。ファミリー映画だったのが完全に男の子の映画になってしまったので、前作のような主人公とトゥースの交流におけるハートフルなドラマを期待するとちょっと物足りないか。あと、前作ではボンヤリとした顔だった主人公がジェイク・ギレンホール似のイケメンになっててワロタ。ヒロインと普通に人前でキスしやがるぞこいつ。

すでに次回作も予定されているし、本国ではTVシリーズ(1と2の間のお話らしい)もやっているようなので、これ単品で一つの作品というよりも、あくまで大きなサーガのうちの一つとして楽しめました。

※ちなみに残りの2つは『アイアン・ジャイアント』と『LEGOムービー』。
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