アメリカ南部にある小さな町で暮らす高校生のイーサンは、謎めいた転校生の少女レナと親しくなる。
彼女はキャスターと呼ばれる魔術や呪いを操る一族の娘で、16歳になると「光」か「闇」のどちらかに選ばれる宿命を背負っており、レナの年齢はもうすぐ16歳になろうとしていた…。
全米ベストセラー小説を映画化したスーパーナチュラル・ダークファンタジー巨編。
16歳になると恐ろしい力を覚醒させる呪われた一家の娘。
彼女の力をめぐって光と闇の世界が激突する。
まず、起承転結がしっかりしていて好感が持てます。
しかし、華やかでファンタジックなイメージジャケットの割に、冒頭からの映像は少し地味な印象。
ベストセラーのファンタジックラブストーリーらしいが、魔法も主人公の活躍度も恋愛模様も全てが中途半端な気がした。
魔術師と人間が別個の存在して語られていて、それもなんかいまいちピンとこないというか。
魔術師ってなんなの?とずっと思いながら見ていました。
そもそも、黒の魔術師と白の魔術師の違いもよく分からなかったし。
黒の魔術師になったからどうなるんだ?白の魔術師だったらどうなるんだ?と言うのがあんまり分からなかったです。
続編があるのか無いのかもよくわからない終わり方だし…。
ヒロインのレナ役のアリス・イングラートは可愛いな(*´д`*)
それに比べて相手役のオールデン・エアエンライクはイマイチ。
さらに言うなら、性格にも魅力があんまり感じないという。
「未来は自分で決めるんだ」「待ってるだけじゃだめだ」みたいな事ばっかり。
だけど、好きな子が魔術師だろうと魔法かけられようと脅されようと怯まず、愛一直線で自分の気持ちを貫き通したのは良かった。
1本の映画としては良いところもあるけど、それを消してしまう悪いところが多くて、結果的に残念な作品って感じかな。
それでもジェレミー・アイアンズとエマ・トンプソンによって画面は引き締まった。
映像もそれなりに見応えはあるので、恋愛ファンタジー好きならどうぞ。
ちなみにヒロインの名前って、あらすじでは「レナ」になってるけど、字幕では「リーナ」になってます。
どっちが正しいのかな??