銀幕短評(#621)
「陽なたのアオシグレ」
2013年、日本。17分。
総合評価 73点。
うっひょぉー! 確かにそんなきもちになりますよね。好きな子から ああいわれたら。
17分の すぐれた和製アニメーション。限られた時間では すでに膨らませようのないような ありきたりのラブストーリーを、あざやかな手際(てぎわ)で、きらめく映画に仕上げています。
脚本自体は平凡ですが、着想がいい、作画とくに人物が かわいくていい、動画がいい、カットバック(カメラの切り替えと切り戻し)がいい、音楽がいい、と、いいことずくめで、さわやかな一本となりました。一片の詩を読んだような心もちです。
わたしが うっひょぉー!となったことは、「君の膵臓をたべたい」54点 の回に書きました。またなりたいなあ。