見始め、見終わった直後、そしてそこから数日経った今とで、感じたことが錯綜している。
それくらい気持ちを揺さぶられたすごい作品、というのが総括。
紫禁城ロケは圧巻でしかなく、清、中国という国のスケールの違いをあの1カットで見せつけてくる。溥儀にひれ伏す何万人の宦官の姿が脳裏に焼き付いて離れない。
あんな広大な敷地も建物も、あんなに大勢の人も見たことがない。しかも何をするのかよくわからない人たちがあんなにたくさんもいる。。。無駄のスケールもあり得ない。。。
そこまで当時の清、中国の絵にこだわっていながら英語？？？
バリバリの辮髪でオープンザドー？？？
でも最後まで観るとそんなことはどうでもよくなる。
激動すぎる時代に弄ばれる溥儀の生き様に目が離せなくなったし、センシティブな面も巧みな表現で不快にさせず、むしろ耽美な世界に落とし込むセンスよ。
でもでも結局、欧米の手による作品なので中国の人からしたらどうなんだろ？ と思ってしまう。
例えば、だけど、日本の先の敗戦をイタリア人の監督が皇居でロケして、英語で玉(
そしてアカデミー賞総ナメ。
どうなんだろ。
