期待値は低かったがやはり楽しめなかった。単品映画として悪くない出来だとは思うが、前作と比べてしまうとやはり劣る。アクションシーンもくどい割に新鮮味がなく飽きるし、コメディシーンもあまり笑えない。ジョン・マルコヴィッチは前作では最高のクレイジーキャラだったのに、本作ではちっとも面白くない。
アンソニー・ホプキンスやイ・ビョンホンなどスターを追加することで体裁を保っているが、前作ほどの魅力は感じられなかった。特にイ・ビョンホンは相変わらずの肉体美で勿論素晴らしかったのだが、「引退した老人がブイブイいわせる」設定のこのシリーズに現役バリバリの人間が加わってくるのってどうなんだ。
特に主人公の彼女がド素人なのに興味本位でかなりしゃしゃり出てくるのが観ていて本当に鬱陶しくてキツく、彼女の活躍シーンの度に苛ついたし、彼女の出番がなくなる度にホッとしていた。このキャラさえいなければもっと高評価になったかもしれないくらい。前作では全然嫌ではなかったのに。
