Ray

鐘楼のふたりのRayのレビュー・感想・評価

鐘楼のふたり(2012年製作の映画)
5.0
富士山・河口湖映画祭のシナリオコンクール、グランプリ受賞作品を「レミングスの夏」「おかあさんの被爆ピアノ」の五藤利弘監督が映像化した作品です。シナリオから、この風景を導き出す、奇跡のようなシーンが続きます。
近郊に住んでいたこともあり、懐かしい景色です。
この場所のこの時間、この夕陽。
映像として映画に残るなんて嬉しい。
本当に河口湖は美しいのです。
受賞されたシナリオライターの方はよくご存知なのだと思います。

信頼が厚いほど、見失う大切な物は第三者を介して取り戻すことってあるなと思いました。
3人寄ればパブリックみたいに。
美しい風景を歩く事も。
手を繋ぐことも。
この映画は優しく取り戻してくれる気がします。
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