BOB

21ジャンプストリートのBOBのレビュー・感想・評価

21ジャンプストリート(2012年製作の映画)
4.0
ジョナ・ヒル&チャニング・テイタムのポリスコメディ。

新人警官コンビが、新種のドラッグを摘発するため、高校に潜入捜査する。

"You have the right to..."
"... suck my dick, motherfucker!"

サイコーのバカ映画。期待通り、めっちゃおもろかった。最近こういう"観客に何も考えさせないバカ映画"の偉大さに気づき始めている。意外と少ないんだよな、これが。

脚本が良くできている。二十代半ばの警官が高校生に扮して潜入捜査するという設定からぶっ飛んでるし、おフザケ、下ネタ連発のハチャメチャ展開が続くが、ジョナ・ヒル&チャニング・テイタムのブロマンスと、それぞれが高校生活のコンプレックスを克服する成長ドラマの2つの筋がしっかり通っているので、ラストは綺麗に纏まる。イケてるやつとイケてないやつの立場が逆転するという所がGood。

監督のフィル・ロード&クリストファー・ミラーは、『レゴ・ムービー』や『スパイダーバース』の製作・脚本にも携わっている。通りで面白いわけだ。ギャグセンスが良い。

ジョナ・ヒル&チャニング・テイタムの相性が抜群に良い。『ホット・ファズ』のサイモン・ペグ&ニック・フロストばりのナイスコンビ。こんな熱いミランダ警告は観たことがない。

21ジャンプストリートの警部にアイス・キューブ。ラップ調のトラッシュトークが炸裂。"ストレイト・アウタ・コンプトン"♪のシーンはテンションぶち上がった。タイミングが完璧。

他にも、ヒロインにブリー・ラーソン(こんなにニコニコ笑っているのは新鮮)、同僚の一人にダコタ・ジョンソン、カメオ出演の超大物俳優(笑)まで贅沢尽くし。

"Fuck you, Glee!"

461
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