Toineの感想文

キリング・ミー・ソフトリーのToineの感想文のレビュー・感想・評価

3.2
【何系なのかいまいち分からない不思議な映画】
ルイ・マル監督の「ダメージ(1992)」みたいな突然の男女の運命の出逢い。
そこから始まる怒涛のコメディ。

こちらの作品は元々ヘザー・グラハム様お目当てで観たのですが予想を遥かに上回るジョセフ・ファインズさんの情緒不安定なパワータイプのメンヘラというかヤンデレっぷりに謎の中毒性があって数年に1度のサイクルで鑑賞しております。
大人の男性であんなニコケイ様ばりに喚き散らかすのって端から見てるとまじで面白いw
致している最中の気持ち悪い台詞も観る度に笑ってしまう。

対するヘザー様の脱ぎっぷりや熱演は本当にお見事としか言えない素晴らしさ。
彼女の完璧さと珍作との組み合わせが何とも言えない魅力を醸し出しており、もはや本題のミステリー部分なんて眼中にはなくなってしまうのです。