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バットマンのHAMUのレビュー・感想・評価

バットマン(1989年製作の映画)
3.5
映画「ザ・フラッシュ」の予習のために鑑賞。ダークナイト三部作や2022年版「ザ・バットマン」は鑑賞済みなので、馴染みやすく楽しめました。

今作のハイライトはやはりジャック・ニコルソンのジョーカー!シャイニングのジャックのような怪演ぶりで、見る人を引き込みます。これぞジョーカー役!てかんじの演技です。ナイスキャスティングですねこれは。

この映画の印象がジョーカーになりがちなのは、もちろんジャック・ニコルソン力もあると思うのですが、バットマンというキャラクターの魅力の無さも関係しているのかなと思います。
正直「バットマン」シリーズ、の主役は「ゴッサムシティ」そのものであり、腐敗しきった都市の中で生まれる負の感情自体がヴィランとなりキャラクターになっているものと思います。その中で生まれる、説得力のあるヴィラン達とは反して、生まれは金持ち、武器、道具を全て揃えてもらえるボンボンの坊ちゃんには正直感情移入しにくいんですよね。個人な感想ですけど。なので、これからも「ザ・バットマン」の続編など、シリーズは続いていくと思いますが、どちらかと言うとヴィラン寄りの作品を作って欲しいです!
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