人間の持つ欲望って恐ろしい
イタリア南北経済格差を踏まえ、豊かな生活に憧れて、貧しい南部からミラノに北上してきた一家。
主に、母と5人の息子たちの深い家族愛と、同じ女性を愛した兄弟の軋轢が描かれるヴィスコンティ監督の家族ドラマ。
面白くって３時間あっという間だった。
ひとりの女性をめぐる兄弟の三角関係が圧巻。兄シモーネの嫉妬の醜さ。やること人間のクズ〰︎ロクデナシꔛ
そんな酷い兄なのに、、、
弟ロッコの限りなく優しい純真無垢さが切なすぎる。
悪魔と天使のような兄弟だった。
イタリアの家族の絆はみんなあんなに強いのだろうか...
息子たちをひたすら溺愛するママン。息子たちもまた、ママン〰︎と顔を撫でハグ♡
そして家族の生活の為に稼ぐ..
ん・・濃密だったな。
アラン・ドロンの美形っぷりがまた切なくて、自己犠牲を貫く生き方が悲しいし、仲良し家族の歯車が狂ってしまうのも悲しかった。
いけないのはシモーネだけど。
罪なのですよね...あの優しさ..
ミラノの大聖堂の屋根の上って上がれるのですね。素敵！
