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ミッションのmimicotのレビュー・感想・評価

ミッション(1986年製作の映画)
4.0
エンリオ・モリコーネの映画を観て気になり鑑賞しました。

いきなりの衝撃シーンに呆然としてる間に、タイトル、続いてクレジットへ流れ...なんだこれは、凄くカッコいいっ。オープニングから心を掴まれ、そのまま最後の最後まで目が離せませんでした。

舞台は18世紀半ばの南米奥地(このロケ地が素晴らしい)イエズス会宣教師たちと原住民が音楽により心を通わせる。そこへ法王の使いがやって来て宗教に政治が絡み...というお話でした。

こんな僻地まで命懸けで布教するのとその勇敢さにまず驚き、一方で平和に暮らす先住民グアラニー族をそっとしておいて欲しいと思った。

彼らの安住の地はどうなるの..

自分だったらどうするだろうかと考え込んでしまった。
あんな状況でしゃんとして歩けるガブリエル神父(ジェレミー・アイアンズ)を相当かっこいいと思ったし、攻撃的な性格だけれどメンドーサ(ロバート・デ・ニーロ)の優しさが心に沁みる。
宣教師たちの熱い想いが胸を打ちます。

そんな彼らの命懸けの演技とモリコーネの美しくも哀しい音楽がもたらす一体感に感動。音楽は文化や言語の違いを超えた世界共通語ですね。
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