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レールズ&タイズののんchanのレビュー・感想・評価

レールズ&タイズ(2007年製作の映画)
3.9
クリント・イーストウッドの娘アリソン・イーストウッドの監督デビュー作❗️

アリソンは『運び屋』で娘役をしていたけど、モデルやファッションブランドも立ち上げてるんですね。そして蛙の子は蛙なんだ。
監督の才能があるなんて、七光りは不要。
ケヴィン・ベーコンとマーシャ・ゲイ・ハーデンというキャストに恵まれたのもあるだろうが、ビックリしました😲👏


ただシナリオが...重めの題材が幾つも重なるので、ちょっと現実にあり得ないよね〜と、そこは映画の世界だよな〜...と思ってしまうけど🤫


トムは電車の運転士。それが天職とさえ思っているものの、実は妻の病気を目の当たりにするのが辛く、現実逃避して乗車勤務を自ら引き受けてしまう。

「砂みたいな人ね。掴んでも指の間からこぼれていく」なんて言葉を呟くのは、乳癌を患っても看護師として気丈に働いている妻メーガン。いよいよ余命数日〜数ヶ月と告知される。
それだけでも切ないのに、子供の欲しかったメーガンは望みを叶えられずに倦怠期も重なっているのは事実。

その日、若い母親が息子を乗せたまま車で踏切に侵入し、トムが運転している列車は衝突を避けられず母親は即死。11歳の息子デビーは脱出して助かる。

メーガンはとても前向きな女性で、有意義な時間を過ごしたいと願っている。やりたかったピアノを購入したり...
ある日、デビーは里親の目を盗みトムの家を訪ねて来る。それは「なぜ急ブレーキをかけなかったのか?」をトムに確認したいためだったのだが...
そこからはメーガンが我が子のように接して行く。3人はそれぞれに生きる希望を見出すようだった...

トムがメーガンを誘ってダンスをするシーン、キュンとなる💓

悪役も多いベーコンだが、寡黙なこんな役もとても似合っていました。


タイトル『RAILS & TIES』は、線路やレールという意味だけでなく、物事や人々を運ぶための道筋のことでもであり、TIESは列車と心が結んだ縁に掛けている。

音楽担当が兄のカイル・イーストウッドとは良く出来てますね♬

正直、シナリオは目を瞑って、子役の演技も凄く良かったし、演技力を楽しめたので、観る価値ありと思えました💫
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