ゆんぶりっく

宇宙からのツタンカーメンのゆんぶりっくのレビュー・感想・評価

宇宙からのツタンカーメン(1982年製作の映画)
3.2
「宇宙からのツタンカーメン」っていうすげぇ馬鹿っぽいタイトルが良いよね!
でなわけですが作中のテンションは割とマジメ寄り(?)
遺跡から発掘されたミイラは人が触るとヤバいカビまみれだし、なんかビカビカ点滅しながら人を投げ飛ばすし、水平移動するし、裸体は覗くしでみんな困る!
と言う話。

現実世界でも「南極で未知のウイルスが発見された場合、人類が壊滅的なダメージを受けるかも」なんていう都市伝説というかムー的な話もありますし、あまつさえ宇宙ミイラの体についてるものなんて人体に有害だろうってコンセプトはなんか硬派な感じしますよね。
作中では、とある目的で蘇った宇宙ミイラが人を襲うんですが、先述のカビの件とか宇宙人の目的はなんなのかとか結構興味を引くような面白い要素はあるんですよね。

まぁ人を襲うシーンがしょぼいとか、死ぬ人と死なない人の差が曖昧だとか、女の着替えを宙に浮きながら覗く宇宙人ミイラのシーンが笑えるとかもあるんですけどね。
そんなのどうでも良くなるラストが凄い!!!!
もう潔い程の投げっぱなしエンド!

公開から41年、マッカデン教授のその後に想いを馳せるのもオツなもんですな。
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