のんchan

いずれ絶望という名の闇ののんchanのレビュー・感想・評価

いずれ絶望という名の闇(2009年製作の映画)
3.9
オリヴィエ・マルシャル脚本の作品、好きなんです私💥
マルシャル本人は元警察官(重犯罪刑務所に配属後、反テロリスト課に勤務)だけあり、沢山の事例を知り尽くしている。さも事実のように見えるフランス警察の内実、闇を描いている。
マルシャルは今回は監督はしていないが、脚本と出演をしていて演技も上手い。
余談だが、美しい妻は女優のカトリーヌ・マルシャルで、今作にも要になる役柄で出演している。

主役はフランスの名優ジェラール・ドパルデュー。ただ歩く姿だけで圧倒されてしまう存在感、アクションはそんなに激しくないのに、その表情、一挙手一投足に釘付けになる。

マット(ドパルデュー)はかつて盟友だったフランク(オリヴィエ・マルシャル)から久しぶりの連絡が入る。フランクは癌で余命僅かな様子。
2人は結託してマフィアから大金を横取りしては、警察を欺いてきたのだが、いよいよラストとなるであろう大物の仕事を請け負わないかと誘われて...

今作はフランス警察の闇とマフィアの中で輝きを放つ女性たちの存在感が目立つフレンチノワール。

マットの元妻は若くして出世し、今は上司。
マットの相棒の女刑事、実はフランクと良い仲だった。
マットを応援する女性ジャーナリスト。
自殺志望の若い黒人女性はマットと良い関係に...

全体評価凄く低いけど、そんなに悪くないよ〜、中々面白かった💥
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