囚人13号

カトリーヌの囚人13号のレビュー・感想・評価

カトリーヌ(1924年製作の映画)
3.3
ルノワールにしては散漫な印象。小間使いの話はフランス映画で多様される主題の一つだが、それより妻を美しく捉えることに躍起になってて異常なアップ数と白さにちょっと引いた。

しかし眼力、目のECUが肉欲の仄めかしから一気に生気が失せたガラス玉に変わる唐突さは積極性が勝利している。カットも乱雑で特に殴り合いは前衛映画みたいなのだが、選挙ポスターの小競り合いは面白かった。
囚人13号

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