まず、この映画は本当にまだ物心がつく前ぐらいの時に観たんですが、実は本作は自分のなかではトラウマ映画のカテゴリに入っています。
確か親に見せられたと思うんですけど、当時この映画に対して幼心ながら不気味さを覚えた記憶があります。
そんなわけで個人的にはこの映画には怖い印象しかなかったんですが、ただ後に公開されたティム・バートン監督のリメイク版の方は好きでしたので、今なら楽しめるだろうと思い、最近公開された『ウォンカ』の予習も兼ねてまた観てみました。
観たのが随分昔なので、内容は殆ど忘れてしまっていて、ほぼ初見と変わらない状態で観てたんですが、もう怖いとか不気味とかそういうのを通り越して、シュールな映画だなって思いました。
ミュージカル仕立てになっていて、一見子供向けの楽しい映画にも思えてくるんですが、だいぶホラーチックな要素もあり、小さい子供にとってはちょっと刺激強めな印象を受けました。
映像のクオリティに関してはまだCGが普及してなかった時代のものにしてはなかなか高い方でしたし、ストーリーも若干ツッコミどころはあったものの、しっかりメッセージ性があるものになってました。
ただ改めて観てみると、いろんな意味で強烈な映画でしたし、ティム・バートン監督が世界観に惚れ込んでリメイクしたくなるのも納得の作品でした。
ちなみに個人的にはウンパルンパの曲が結構耳に残りました。