フランク・タトル監督作。
『恐怖省』(1944)や『第三の男』(1949)の原作者であるイギリスの作家グレアム・グリーンによる1936年発表の小説「拳銃売ります」の映画化で、アラン・ラッドが巨悪に…
ヴェロニカ・レイク演じるグラハムは恋人との結婚を熱心に望む美しい女であり、人質として散々連れ回された挙げ句、乱暴な殺し屋の過去まで聞いて心の底から同情までする女性なのだ。
淑女であり、優しさも兼ね備…
天才の仕事。画面の連なりに目を凝らせば、台詞を聴かずともこの先なにが起きるか、ある程度は予測できちゃうんだから。実際、だいたいその通りになる。ところが問題はどう起きるかで、だいたいが「そうくるか!」…
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グレアム・グリーンの1936年の小説『拳銃売ります』が原作。
新人だったアラン・ラッドの出世作。
日本では劇場未公開。1975年テレビ放映。…
「サムライ」(1967)「タクシー・ドライバー」(1976)が模倣したフィルム・ノワールの名作。人気俳優アラン・ラッドの出世作。原題は「THIS GUN FOR HIRE(拳銃使いの殺し屋)」※邦題…
>>続きを読む殺し屋レイヴン(アラン・ラッド)は雇い主ゲイツ(レアード・クリーガー)の裏切りによって警察に追われ、ショーガールのエレン(ヴェロニカ・レイク)を人質に逃亡する。しかし、実はエレンはゲイツを操る黒幕に…
>>続きを読む騙された殺し屋とその殺し屋を追う警官の妻の些細な愛情が芽生える瞬間が何とも言えない胸の苦しさを抱かせる。
一瞬でも心を許した女から銃口を背けるラスト。
2022/11/02 1回目
【2022年…
猫だけは大切に撫でる殺し屋。引っ叩いて服を裂く。躊躇なく射ち突きつけて脅迫。扉の向こうで倒れて指紋は拭き取る。人を顎で使う。階段から落ちて這う。工場と陸橋。朝靄と蒸気。ガスマスクと手首の傷。
歌い…
まるでスクリューボール・コメディみたいな邦題だが、中身はシリアスな正統派ノワール。
陰気な殺し屋と女芸人による束の間の交錯。
アラン・ラッドに抱かれながら二人の会話を聞いてる猫がかわいい。
ラスト…