いずれも映画史に残しておいて欲しい傑作2本、恋の手ほどきを交えた青春ロードムービー『天国の口、終わりの楽園。』、そして宇宙からの息を呑む生還劇を超ハイテク映像でリアルに実現した『ゼロ・グラビティ』。どちらもお世辞抜きで大好きな作品です。
が、この二つの点と点が全く結びつかなかったので、そろそろこの監督のフィルモグラフィーを巡ってみるべき時なのかも知れないと思い、祖国・メキシコでのデビュー作から....と思ったら、繋がらない点がまた一つ増えてしまいました。終始、ヤりっぱなし。なんだこれは(笑)
簡単に言うと救いようのない女たらしが、遊んで捨てた女のほんのちょっとした仕返しに翻弄され、自殺を企てるところまでいくのに、それでも女を目で追い、捕まえた女の下着を下げるという話。それを純愛に昇華しようとする終盤の無理矢理な演出に椅子から転げ落ちました。どういうデビューだよこりゃ.....