交通事故で死んだ夫が妻と娘に残した遺産は、祖父の代に建てられた古びた屋敷だった。
夫が祖父と交わした、決して売らないという約束を全うするため、2人はその屋敷に移り住んでくる。
だが、奇妙な出来事が次々と襲いかかって……。
『13日の金曜日』のショーン・S・カニンガム製作による、ホラーコメディ『ガバリン』のシリーズ通算第4作目で最終作。
1作目で主演だったウイリアム・カットが再び出演。
同じ役名で再登場するが、別人設定&家族構成一新により1作目との繋がりはない。
これは『ガバリン』の4作目なんですけど、邦題では『ガバリン3』(原題はHOUSE IV)になってる。
じゃ、どれが本当の3作目になってるのかと言うと、前にレビューした『デビルジャンク』。
あれが、本当の『ガバリン3』なのでご注意を。
(フィルマークスの原題は間違いなので気を付けてください)
言ってても混乱しそうなシリーズ最終章です。
今回はホラーというよりファンタジーに近い。
だが2作目よりは微ホラーって感じ。
ホラー色は弱めながらも、なかなか楽しめるお話になってます。
1と2にくらべるとちょっとコメディ色は減ったような気がするけど、『ガバリン』らしさは健在です。
脱線しそうでしない感じの流れは特に。
ホラーというほどホラーでもなく、コメディというほどコメディでもない。
シリーズ中、最も中途半端な作品ですが、不思議と心暖まる作品でした。
もちろん今度も、ピザマン、ゴキブリアン、スネイクマンといったユニークな新ガバリンたちが大挙登場。
だが、内容的には1作目のようなガバリンが出てきて大暴れのような展開ではなく、館を売る売らないのトラブルの話で進んでいく。
陽気なガバリンが、家を守るために地上げ屋から家族と家を守ってくれたりと意外といいやつ。
ただ脚本がありきたりで、あまり登場人物の行動に驚きがないので、ものすごく無難な印象しか受けませんね。
しかしヒロイン役のテリー・トレアスさんがとてもきれいでかわいらしくてよかったです。
夫を愛するその姿勢もいいですね。
また娘役の子は声がかわいらしくて、ピザメンの歌を歌ってる姿は愛らしかったです。
しかしあの、ピザァ~めーん🎵ピザァ~めーん🎵って歌が頭から離れません。
というわけで、これにて『ガバリン』シリーズは終了となります。
お疲れ様でした🙇