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ミュンヘンへの夜行列車のkojikojiのレビュー・感想・評価

ミュンヘンへの夜行列車(1940年製作の映画)
3.6
#1285
1940年 イギリス🇬🇧映画
監督はキャロル・リード。「第三の男」の監督さん

genarowlandsさんのレビューを読んで観ることにしました。思った通り面白く、掘り出し物でした。
もちろん、掘り出したのは私ではありませんが😃

 ヒトラー率いるナチス・ドイツが侵攻が始まった第二次世界大戦開戦から直後の話。
 兵器の開発をしていた科学者とその娘がナチスに拘束されてしまう。イギリスの諜報員ランドールは危険を冒して親子の救出に向かうのだが…

 スパイ映画が好きな方には申し分ないと思います。
 スパイ映画と言えば007、ミッションインポッシブル、ボーンシリーズなど人気作が目白押しですが、その原形みたいな映画で、味付けの全てのスパイスは揃ってます。
カーアクションで敵の車を振り切るシーンはちょっと笑いましたけどね。😆
流石にここは古さを感じました。
主人公ランドールはイギリス諜報部員ですから007の先輩ですね。

主人公のランドールを演じるのはマイフェアレディのヒギンス教授レックス・ハリソン。
いかにもイギリス人らしい品があります。

でもこの映画、彼よりも敵役ポール・ヘンリードがすごくいいんです。やっぱり適役は頭が良くて、憎たらしくないと物語が盛り上がりません。その点この将校はバッチリで、最後まで息を抜けません。
トコトンまで追い詰められて、ハラハラドキドキの展開です。
もちろんモノクロですが、それでも大丈夫な方はどうぞ。

2023.07.09視聴320
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