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シェフ 三ツ星フードトラック始めましたのkojikojiのレビュー・感想・評価

4.0
No.1688 監督:ジョン・ファブロー
この監督さん、アイアンマン、スパイダーマン、エンドゲームの監督さんなんだ。しかもこの映画の主演も制作も脚本も手がけている。すごい才能のある人なんだ。知らなかった。
それで皆さんが観てるんですね。

 やっぱり私は「食」が絡む映画に弱い。
評価は4.0。😀

 美味しそうな料理が目白押し。シェフは例によって太めだから、料理が尚更美味しそうに見える。申し分なし。
 この映画、夕方観たのでお腹が空いて、ペコペコ状態に。
「ちょっと夕食を早めてくれないか」と、今、お願いしたところだ。😇

 ロサンゼルスの有名レストランで総料理長を務めるカール(ジョン・ファブロー)は、口うるさいオーナー(ダスティンホフマンで驚いた)や自分の料理を酷評する評論家とケンカして店を辞めてしまう。
 元妻イネス(ソフィア・ベルガラ)の提案で、息子パーシーを連れて故郷のマイアミを訪れる。そこで食べたキューバサンドイッチの美味しさに驚き、フードトラックでサンドイッチの移動販売をすることを思いつく。
 
 このフードトラックで息子と仲間のマーティンと3人の旅が始まる。
 抜けるような青い空のマイアミからニューオリンズ、ロサンゼルスへと気持ちの良い旅が続く。ロードムービーはやっぱりいい。しかも息子と父のハートフルドラマ。それに「美味しい料理」が重なるのだから、こんな盛りだくさんの楽しい映画はない。
 オーナーや評論家と喧嘩をするシーンはあるが、全くドロドロしてないし、別れた妻とは恋人同士みたいな設定で、嫌なシーンが全くない。
 離婚で、これまでどこか疎遠になっていた息子と料理をし、旅をする。これもまたいい設定で、その絆を強くしていく過程がすごく自然で上手い。旅の終わりは皆さんもきっと涙が出てしまうだろう。

 また一つ「美味しい映画」に出会うことができた。🤭
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