こぅ

ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!のこぅのレビュー・感想・評価

-
久々の再鑑賞。

原題:Election=選挙。

佳作、【アバウト・シュミット】のアレクサンダー・ペイン監督による、
【学園ブラック・コメディ】。


カーバー高校の生徒会長選挙に優等生、トレイシー(リース・ウィザー🥄)が立候補。
しかし彼女は、不倫相手の教師を退職に追い込んだ過去があった為に、顧問教師、ジム(マシュー・ブロデリック)は別の候補を立てようとする…。


序盤、
トレイシーのモノローグで進行(回想)する。
トレイシーは、
自身の選挙立候補の資格を得る為に朝から署名運動を(対抗馬なし)。
続いてジム先生のモノローグ。
トレイシーは、
野心家の優等生だが、過去にジムの友人教師、デイブとの不倫問題があった(デイブはクビになり解決済み)。

そこに生徒で、セメント会社社長令息ポール(クリス・クライン)のモノローグ回想が入る。
ジム先生は、ポールをトレイシーの対抗馬に立てたのだ!
ポールの妹、タミー(ジェシカ・キャンベル)は、リサ(フランキー・イングレシア)と同性カップルだったのだが、振られてしまい、あろう事か兄のポールと交際スタートの腹いせに、選挙に立候補し、候補は3人になった!
体育館での合同演説会で、一番生徒に受けたのは、破天荒な発言をしたタミーだった!
が、怒りの校長から3日間の停学を喰らう、、

選挙関係のある事件が起きる。
犯人は提示されているが、
疑われたのは、トレイシーとタミー。
2人は尋問される。そして、、

ジム先生は、
妻ダイアンがいながら元妻、リンダ(デラニー・ドリスコル)とのモーテル約束に浮かれていたが、、
中々腐った結末が待つ!!

そして、
選挙当日、候補が1人減った。
当選者は誰でも読める展開だ。
が、中々腐った展開になる!!
そして、発表!

これで済むはずもなく、、

最後は、
メインキャラのその後が綴られる、、


しっかりと主役を立たせているし、
ニヤッとする締め。


総評:
邦題からの馬鹿馬鹿しさを想像する学園モノと言っても大人(先生家族)のエピソードも絡めて皮肉(ブラック)を効かせていて、テーマ性がある。
同年のもう1つの【ア◯リカン・ビュー◯ィー】とも言えそうだが、ブラコメらしいドライな作風で後味も悪くないのが特徴。
リース(23)は、本作でも飄々と憎めない可愛さ!
童顔なので女子高生役もギリ イケてる!
邦題に反して中身は毒のある、毒好きには推しの逸品。
こぅ

こぅ