ジェルボール

たぶん悪魔がのジェルボールのレビュー・感想・評価

たぶん悪魔が(1977年製作の映画)
4.3
デストルドー。これはもう一度観たい。なにをしても満たされず、違和感を払拭できない主人公に同調し、ルック自体はかなり好みなのに内容が上滑りになってしまい、何度も意識が飛んでしまったが、後半、個人的には釣りのシーンあたりで、なにかが定まってしまったかのように様相が変わる。

ブレッソンはモノクロ作より、後期カラーのほうが好みということに気づいて、そこまで刺さらなかったラルジャンももう一度観てみようと思った。それにしてもこの作品もラストカットがあまりに厳格で惚れ惚れしてしまう。