アメリカ軍の研究者である父の仕事のため、マーティとその家族は軍事基地に移住する。弟のアンディが保育所の異常さや母・キャロルが消失したことを訴えるが、マーティは気にも留めなかった。しかし、異常は少しずつマーティやその周囲の人々に広まっていき...。
ジャック・フィニィの小説「盗まれた街」の3度目の映画化だそうですが、私は本作が初見です。
ストーリーは分かりやすく、謎の生物が人を乗っ取りはじめることを前半で明確に描かれているため、ストレスが少ないうちに主人公たちが真実に気づいてくれて、快適に最後まで観ることができました。
本作の肝として、その乗っ取られた人がどんどん増えていき、主人公たちがそれに追い込まれていくシーンが多く描かれており、どこに逃げても見つかってしまう怖さが上手く描かれていたと思います。主人公たちを発見したときに謎の生物が雄たけびを上げて仲間を呼ぶシーンはなぜか面白かった。そこはアナログなんですね。
終盤はいまひとつ締まらない気がしました。この終わり方もアリなんですが、もう一幕なにかイベントが欲しい気がしました。
普通に面白かったと思います。侵略モノの原型のような作品でした。
鑑賞日:2023年6月16日
鑑賞方法:U-NEXT